前回、’17~’19用GIXXER150用バトルステップの紹介をさせて頂いた際に予告していました、「’20~GIXXER150」の車体にも装着が出来るかの確認ですが無事装着が出来ることが判明しました。




ただ、’17~’19用と’20~用ではリアブレーキマスターのプッシュロッド交換に使用するパーツが一部異なります。ただ、どちらの年式にも装着出来るようにそれぞれの年式用のパーツを同梱します。プッシュロッドの交換作業時はリアマスターの中身(ピストンやフルード等)が出てきてエアがかまないようにリアマスターをひっくり返した上で、指でプッシュロッドを押えつつ交換作業を行います。’20~に使用するプッシュロッドは他の車種用より約20ミリ程度全長が短いので指で押さえてもプッシュロッドが安定せず押さえることが難しかったです。プッシュロッドを押さえようとしても全長が短いためプッシュロッドが左右にぐりぐり動いて(作業される方は分かると思います)安定しないため純正からWR’S製への交換作業をヒヤヒヤしながら行いました。
【左側、真ん中:純正 右側:WR’Sプッシュロッド】
バックステップに交換する作業で一番の山場はこのプッシュロッドの交換作業だと思います。ブレーキペダルの作用角の都合やプッシュロッドの先端部をピロボール化することでペダルの角度の調整が行いやすくなること、ポジションが変わることで起こる車体側(カウル等)と純正プッシュロッドとの干渉を回避する等の様々な理由で交換作業が必要となります。
お電話でプッシュロッドの交換作業についてお問合せを頂きますが、この部分の作業については個人のお客様がご自分で作業されることはお勧めしていません。むしろお問合せを頂いた方には「【重要保安部品】となりますので有資格者のいるプロショップで作業をお願いします」とお伝えしています。というのもこの部分の質問をされるということはシリンダーの内部等を含めて構造をいまいち理解していない方が大多数だからです。表面上だけの理解では非常に危険な結果をもたらすことになりかねません。エアが混入した場合はブレーキが効かなくなりますし、ブレーキフルードは劇薬なので漏れた液体がフレームに付着しオートバイ本体へのダメージが懸念されるからです。
一部メーカーのステップ以外はプッシュロッドの交換作業が必要となります。交換作業が必要の無いステップも少数ですが存在します。当社でも【SANSEI ZNIC MULTI STEPシリーズ】はプッシュロッドの交換作業は必要ありません。当商品につきましてはホームページに商品紹介が掲載されていますので下記のURLから確認をお願いします。
http://www.dax.co.jp/newhp/multi%20step/multi/multi.html
GIXXER150用については近日中に発売時期や定価をSNS等でお知らせできると思います。
次回は、新製品の【CB1300SF/CB1100/X4用クラッチカバー TYPE-Ⅱ】を紹介します。